セレックとは、医療先進国ドイツで開発された、専用のコンピュータ操作によって歯の修復物を設計・製作するCAD/CAMシステムです。
最先端の3D光学カメラを使って患部を撮影し(これにより粘土のような型どり材を使用しなくなります。)、患部の歯列をコンピューター上に再現します。
その後、3D画面上にて修復物を設計し、修復物作製専用マシンがデータをもとにセラミックブロックを削り出して修復物を作製します。
歯科技工士さんを通さずにセラミックの歯を作成することができるので、最短1日で銀歯などの患部をセラミックに変更することが出来ます。(今までは7~10日掛かっていたオールセラミックがわずか1日で完成)
また、歯科技工士さんに頼むことが無く、マシンで制作をするので、通常のオールセラミックスに比べて費用をかなり抑えることが可能です。
※虫歯など治療が必要な場合は、治療の日数が別にかかります。
審美歯科治療をしたいが、時間が無い方
治療費用をなるべく抑えて審美歯科治療を受けたいとお考えの方
最新且つ高精度な治療をご希望の方
金属アレルギーをお持ちの方(お口の銀歯が原因でで金属アレルギーを発症するかたもいます。)
なかむら歯科がセレック治療で使用している素材がe-maxと呼ばれるものを使用しています。
これは、安価なハイブリッドセラミックに比べ、強度があるために割れにくく、お茶やコーヒー、タバコなどでの着色、変色もしにくい素材です。
表面がとてもツルツルしているのでプラーク(歯垢)が付着しにくいので、むし歯の再発・歯周病の悪化がしにくい素材です。
価格を押さえつつ、患者様に安心・安全で最適な治療をご提供するためにこだわっています。
審美歯科治療を行う際に一番クレームになりやすいのが、色味や形です。
自分が想像している色と違う・・・。形が悪い・・・。
せっかく治療をしたのに自分の期待と違うものが出来上がってきたら悲しいですよね。
そこでなかむら歯科では、患者様のご要望を聴き逃したり、気持ちにギャップが出来ないように、『会話』を最も大切にしています。
ただ審美歯科治療を行うのではなく、患者様に”最も喜ばれる”治療を目指しています。
メタルボンドとは金属の裏打ちの上にセラミックを焼き付けて作るかぶせものです。強度もあり従来はこの方法が用いられていましたが、かぶせた歯の根本に金属の色が出てくること、金属の裏打ちがあるため透明感を出すのが難しいと言った問題が有りました。
一般的なジルコニアはダイヤモンドの代わりとして使われるほど、硬く、透明感のあるものです。今までのセラミックでは強度不足だったので、金属が使われていましたが、ジルコニアを使うことで金属を一切使わずに治療を行うことができます。ただしジルコニアはセラミックに比べ2-3割程度高めの費用がかかってしまうのと、硬い材料を歯科技工士が手作業で削り出して調整をするので作成までに時間がかかってしまいます。
殆どの症例は1時間程度で終わります。従来の治療方法でしたら、型取り→作成→調整と最低でも2週間程度のお時間をいただいて降りましたが、CERECを使えばその場で被せ物をコンピュータが作成するため、一回の通院でかぶせものをセットできるため通院の手間もありません。
セレック治療では、被せ物を院内で作成します。従来では歯科技工所と連携し、詰め物被せ物を作成していたので、どうしても歯科技工所に払う費用が発生して高額になってしまっていました。ですがセレックシステムはすべての工程を院内単独で行えるため、患者様に支払っていただく費用を大幅に引き下げることが可能になりました。
従来は多くの工程を踏んで被せ物を作成するのですが、複数の工程を経るためどうしてもズレが生まれてしまいます。このズレが積み重なり結果的に患者様のお口に合わないものが出来上がってしまうこともあります。ですがセレックシステムは非常にシンプルな製作工程であるため、各工程にずれが生じにくく、お口にあわないといったことはめったにありません。
まずは患者様のご希望を正確に把握することが重要です。カウンセリングお通して患者さまが求める治療を理解した上で、治療を進めていきます。歯科医師本位で勝手に治療をすすめることはありませんのでご安心ください。
セレック専用の3Dカメラで義歯を入れる場所をスキャンし、わずか数秒で治療部の歯列がモニターに再現されます。
従来でしたら型取りをする必要があり、嘔吐反射があって苦手な方でも不必要な苦痛を与えずスピーディーに行うことができます。
モニタ上で、歯の形やかみ合わせの調整を行い理想的な形の被せ物・詰め物を作成していきます。設計後は様々な色のセラミックブロックから患者様にピッタリと合うものを選び出します。この際は患者様も同じ画像を見ながら色合いを決めていきますので、ご希望をお伝え下さい。
CAMと言われる機械で設計されたデータを元にセラミックブロックを削り出し、詰め物・被せ物を整えていきます。
削り出されたセラミックを口内にセットして治療完了です。